2016年11月1日火曜日

ウィスキー ( I bought the whiskey. )


友人のN君にウィスキーのことを教えてもらおうと思ってメールした。
 

「ウィスキーを買うときにお勧めの銘柄とか国産がいいよとか、値段はこれ位は出さないとダメとか・・・・ありますか???あったら教えて下さい。」
 
こんなザックリした、何とも大まかな質問(花を植えるんだけど、何を植えたら良いのかな?なんて聞かれたら困るよね!!)自分がされたら困るよな~と思いつつメールを送ったのだが・・・・・。なんと優しいN君は返事をくれたのだった。
 
「ウィスキーは世界的にはスコッチ、アメリカン、カナダそれに日本が四代産地です。やはりお勧めはスコッチです。そのスコッチも蒸留所の場所によりスペイサイド、ローランド、アイラ、オークニーなどに分かれており、それぞれに特徴があります。最もポピュラーなのはスペイサイドで、最も癖が強いのがアイラです。スコッチもシングルモルトとジョニーウォーカーやグレンリベットのようなブレンディッドに分かれています。シングルモルトのお勧めは、スコッチの王様といわれるマッカラン(地元の人はマッカーランと発音していました)です。蒸留した年数によって値段が異なりますが、いずれも美味しいですよ。オークニー諸島物ではハイランドパークが美味しいし無難です。癖の強いアイラ物ではアードベッグ、ラフロイグ、ボウモアなどがありますが傑出しているのはラガヴーリンです。また、余り知られていないようですが潮の香りが強いタリスカーも美味です。それぞれ数千円から数万円の品まであるので財布と相談するとよいでしょう。あるいは静岡市の濱村屋に行けば若旦那?がいろいろ教えてくれるかもしれません。また草薙のリバティという店も品揃えが多いです。ジンはロック、炭酸割り、ストレート、飲み方はいろいろですが、ウィスキーはやはりストレートが一番美味しいですよ。香りを楽しみ、口に含んで楽しみ、飲んだ後の残り香まで楽しめます。香りの華やかさを楽しむにはウィスキーと同量の水を足してグラスをそっと回すと次第に香りが立ち上ってきます(わたしは勝手にウィスキーを「飲む宝石」と呼んでいます)。ストレートで飲んで強すぎるようなら、チェイサーと言いますが、飲んだ後に水を飲むといいです(酒に強い人はチェイサーとしてビールを飲むそうです)。F市に取り扱っている種類の量が非常に多い店(バー経営者などのプロも買い付けに来ています)があるので、こちらに来る機会があったら紹介します。これから寒くなるので酒は日本酒、ウィスキーがぴったりだね。」

こうして優しく教えてもらったにもかかわらず・・・・・お店に行ったら、あまりの数の多さに圧倒され、「初心者にピッタリ」という売り場の案内の言葉につられて、アバフェルディーというスコッチを買ってしまいました。N君、ゴメンナサイ🙇
 
 

 
 

3 件のコメント:

  1. バーでカクテルを注文するときには、自分の好みやカクテルに関して持っている自分のイメージを伝える(例えば「枯れ葉のような枯れた味」「元気が湧いてくるようなカクテル」)とプロは答えてくれます。ウィスキーも同様で自分の気持ちを伝えると、それに近い品を紹介してくれます。ただし相手がプロであることが前提です。
    以前、同僚からお勧めの靴を問われました。彼は静岡の松坂屋まで行ってスペイン製の革靴を購入したそうですが、そのとき店員が靴を磨いてくれ、油まで塗ってくれたそうです。その話を聞き、やはりプロは商品を売るだけではないのだと改めて得心しました。

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  2. 靴はイタリアとばかり思っていました。スペインの靴!!!!

    私が就職したての頃、同級生の体の大きなW君(野球部の)は入る大きさの靴が国産には無くて苦労していました。いつかは注文靴を作ったと話していました。木型を作って・・・・・その値段が当時の私の給料に近かったことを覚えています。私は頓着なく、革靴でもつま先をトントンさせて履いてしまいような男ですので、気にならないのですが・・・・。スリのプロは金持ちの見分けに靴を見るのだそうですね。(スリ取った財布が中身が少ないのでは商売あがったりですから・・・)案外いい服(高級な)を着ていても靴は神経が届かないらしく、靴までいいものを履いている人は本当のオシャレで金持ちなのだそうです。

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  3. 足/脚元を見られるということですね。
    足は最も大地に近いし、基礎だと思います。
    イタリアの靴は柔らかく履きやすいのですが湿気にには弱いです。
    昔履いたアメリカの Johnston & Murphy もよい靴でした。紹介したら息子が乱暴に履いています。ヤレヤレ

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