白菜漬けが食べれるようになった。今年も美味しい!!(去年のブログに書いたように、美味しい「白菜漬け」を作るには白菜の重さの3%の食塩を入れると良い。この3%と言うのは海の水の食塩濃度と一致する。人間も海から発生した生物の子孫であることが理由なのだと思う!!)
ところで前回のブログで「白菜」は英語で” Chinese cabbage”というのだと言うことを知った。直訳すると中国キャベツって訳だから・・・・中国から来たのかな??なんて思いつつネットで調べた。(以下調べたことを書いてみる、勿論私の知識ではない←自慢できることではないよね。)
白菜の原産地は他のアブラナ科の野菜類と同じく、ヨーロッパの北東部からトルコ にかけての地域であろうといわれている。中央アジアを経由して中国に伝わり、中国で改良され、 11世紀頃今のようなハクサイになったと言われている。一方、ヨーロッパに残ったものは、キャベツになったと言われている。
日本に渡ってきたのは明治8年(1875)、東京で開かれた博覧会に中国(当時の清)からの出品という形でお目見えし、その後、日清戦争・日露戦争に従軍した日本の農村出身の兵士たちが、中国大陸で白菜を食べ、種を持ち帰ったのが、全国に広まるきっかけとなったと言われている。
ところが栽培は成功しても、その白菜から種を採って植えても白菜は出来ないという問題が発生した。しかし原因が分からず、大正時代になっても白菜の種子を中国から輸入するしかなかった。
白菜の種子が採れなかった原因は、「白菜」がアブラナや小松菜・野沢菜やカブと同じ仲間の植物であり、日本に以前からあったアブラナやカブの花粉が、ミツバチや蝶を介して白菜と交じり合ってしまい白菜にならなかったということが20年以上かかって分かった。
宮城県で白菜の研究をされていた沼倉吉兵衛さんと言う方が、媒介となるミツバチは海を渡れないことに気付き、松島湾にある離島で、他のアブラナ科の植物を全部排除した上で、白菜を栽培すれば、自然交雑が防げて優秀な品種が作りだせるのではないかと考え、「馬放島」で日本で初めて交雑していない種子の生産に成功したのだ。・・・・そうです。今日は大晦日。みなさん良いお年をお迎えください。
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