フリーマーケットや骨董市に出掛けて、最近気づくことがある。大工道具や床屋さんの道具を並べている店が多いという事だ。最近の大工さんや理容師さんは替え刃の道具を使用しているが、昔の大工さんや理容師(職人)さんは、研いで使う道具を使っていた。だから、刃がとても良い上に道具としても美しい。
それなら、なぜ最近のフリマや骨董市に出回っているのかを、いつか出店している人に聞いてみたことがある。「最近は親の職業を継いでいく人がいないから、親父さんが使っていた大工道具なんかが出回ってくるんだよ。」とのこと。
実は私の家にある「錐」も骨董市で手に入れたものだ。道具なので鉋(かんな)などもそうなのだが、切れ味が大切で鉋には靴下が履かせてある。この錐はペン立てのような物に入れてあったのだが(下向きにすると、錐の先が下面にあたり、刃に良くないと考えて上向きに置いてあった!!)昨日、物置で探し物をしていたら、額にこの錐を刺してしまった。錐が額にぶら下がってしまい、抜いたらたいした傷ではないのに、ポトポトを血が垂れてきてしまった。(目に刺さらなくて良かったねと慰められた。)
物を保管するときに、切れ味とか機能とかだけを考えないで、安全面を考えなくてはいけないとつくづく反省をした。
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