2016年3月12日土曜日

春の大根 ( You probably forget about me , don't you ? )

室町時代の「閑吟集」には「思い出すとは忘るるか、思い出さずや忘れねば」と言う歌があるのだと知った。「私のことを思いだしたと言うことは、つまり私を忘れていたのね。忘れてなければ思い出すなんて事はないはずだもの・・・。」という恋する娘の恨み言なのだそうだ。昔の人は上手いことを言うものだ!!!!
さて、写真の大根である。春になると大根が花を咲かせようとする。葉の中央部に花茎が出てくるのだが、そのままにしておくと、そちらに栄養が行き、本来食べる大根の部分が変質してしまうので食べることが出来なくなる。そこで、花茎の部分を切り取ってしまうのであるが、こうしておくと暫くは花を咲かせずに(かなり長い時間)土中で生きている。春ならではの大根の姿である。

大根の写真を見て横浜に嫁いだ娘を思い出した。「思い出すとは忘るるか、思い出さずや忘れねば」と娘から苦情を言われそうだが・・・・。太い大根を見ると思い出すよ♡♥


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