最近、散歩に出掛けて田圃を見ると、ジャンボタニシのどぎついピンク色の卵がたくさん産み付けられている。本当にこんなに目立ってしまって良いのかな??と思うくらい派手な卵だ。こんなに目立っていれば、天敵に見つかってしまうのではないかと思うのだが、気持ちが悪くて食べる動物はいないのかもしれない。
私の住んでいる地域に外来種のジャンボタニシが進入してきてもう20年以上になるだろうか??この辺りのジャンボタニシは、焼津市のジャンボタニシ養殖業者が、売り上げが上がらないので放置して、その養殖場から逃げ出して野生化したものだ。全国的にも同じようなケースが多いと聞く。この辺りの地域では最初は(もう20年も前の話)ジャンボタニシの侵入を防ごうとして、農家は勿論、中学生のボランティアも含めてジャンボタニシを捕まえてはつぶしていた。また卵も同じようにしていたが、最後はジャンボタニシの繁殖力の前に人間が降参した・・・・・というのが地域のジャンボタニシの歴史だ。また全国各地で同じようなことが起きていたようだ。外来生物のもうジャンボタニシは、すっかり日本の生き物と言っていいくらいたくさんになってしまい、ピンクの卵も日本の景色の様になってしまった。
ジャンボタニシは、日が暮れると、水中から上がってきて、草や用水路の壁に赤い卵を約2カ月から3カ月で数千個産むらしい。赤い卵を産むのがジャンボタニシなので日本産のタニシと簡単に区別することができる。やわらかい草や水稲の苗、魚なども食べるようだ。
以前、テレビで観たのだが、ジャンボと言う位だから、本当は条件をそろえてあげると(水温や食べ物など)本当にジャンボに育ってくれる。それを「サザエ」のようにして食べる←(こうなることを養殖業者は狙った。)
しかし、生物学者がジャンボタニシの消化管に寄生虫を見つけて発表。マスコミも騒ぎだし、一気に売り上げが落ち、業者は夜逃げ、餌を探してジャンボタニシは養殖池を逃げ出し、今に至っているようだ。
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