2016年12月23日金曜日

九里四里うまい十三里半 ( That's another name for sweet potato. )

焼き芋のことを「十三里半」と言うことを知っているだろうか??私はまったく知らなくて、今ネットで調べたりしている。
そもそも、十三里半についてはこんな経緯がある。先日、静岡市に行った時「焼き芋屋さん」に寄って「焼き芋」を購入した時に、お店の壁に「九里四里うまい十三里半」と毛筆で書かれた額があり、店主に「これは何ですか??」と聞いたところ「十三里半」は焼き芋の事でしょ!!と言われた。家の戻って家人に聞くと「知っているわよ。」と言われ・・・・・・・少なからずショックを受けた。

調べてみるとこういうことらしい。焼き芋は季節になると栗より美味く感じることがあり、それを栗(九里)より(四里)美味いとし、9+4=13なので十三里とし、美味いのだから十三里に「半」をつけたらしい。また江戸時代には「焼き芋屋」の看板の代わりに「十三里半」と看板を掲げるアイデア店主も出てきて「十三里半」という言葉が「焼き芋」の別称になったらしい。
また、十三里半は、江戸時代にサツマイモの産地として知られた武蔵国川越が江戸から川越街道で十三里半の距離にあったことに由来するともいわれているらしい。

焼き芋にはこんな思い出もある。小学生の時に放課後まで、先生に頼まれた仕事をしていた時のこと、学年打ち合わせとしていた先生方が「あそうだ、 君たち(私とHさん)「焼き芋屋」に行って「焼き芋」を買ってきてくれないか?」と頼まれたことがあった。(学校の側に「焼き芋屋」さんがあった。今もある。)二人で買ってくると「お仕事、ご苦労様。一緒に食べようよ!!」と言って「焼き芋」をくださった。学校で食べるという何か冒険の様な感覚を今でも思い出すことが出来る。
そんな初心な少年時代もあったけど・・・・・・・、今は焼き芋より「イモ焼酎」が好きな年になりました(笑)   

2 件のコメント:

  1. 知識から始まっていますが、とても素敵な文章ですね。
    「十三里半」については小生も知りませんでした。素敵なのは最後の段落です。焼き芋を題材にしながら時間が交差し、空間が目に見えるようです。そろそろ職業を『詩人』と名乗ったらどうでしょう?
    しかし「イモ焼酎」もよいのですがスコッチは抽象性(あるいはアルコール度数)が高すぎますか?

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  2. スコッチについて少っし・・・・なぁんて・・・・。「スコッチ」はどんなグラスに入れて飲むのが良いのでしょうか、N君??

    というのは・・・・・小さなグラスに入れて飲むより、大きなグラスに入れた方が香りが立つっていうか、物理的に鼻がグラスの中に入っている方が香りが楽しめませんか??

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