
もうすぐ「彼岸の入り」だ。毎年この時期になると、本当に見事に咲き始める。ほとんど狂いがないのが不思議だ。しかも全国的に気温が違うはずなのにほとんど全国的に同じ時期に咲くのはとても不思議だ。
一般的に花は、「桜」のように季節に応じ、各地で咲く時期がずれる。桜は2ヵ月ぐらいかけて、前線が北上していくし、紅葉は北から南下する。
ところが、「彼岸花」は、彼岸の頃、西日本でも、東日本でも一斉に咲く。なぜだろう?
気温に左右されない花なのか?「彼岸花」を見るたびに、いつも疑問に思っている。ネットで調べるといくつかのヒント(意見)が見つかったが、どれが正しいのかはわからない。
①日本のほとんどのヒガンバナが同一遺伝子を持つ。開花や落花がほぼ同時となる。
②キクなどと同じく、短日性といって日照時間が短くなると開花がうながされる花である。
③夏の最高気温を記録したことでスイッチが入り、一定日数後(ちょうどお彼岸に一致)開花する。
残念ながら私の知識ではどの意見が正しいのか判断が出来ない。
ところで、我が家の庭の「白い彼岸花」も咲き始めた。(写真上)少し前までは「白い彼岸花」とても珍しく、私も「白い彼岸花」を見つけると、そのお宅を訪ねて球根を分けていただいたりしたものだが、今では園芸店でも売っている。ちなみに「白い彼岸花」の花言葉は「また会う日を楽しみに」「想うのはあなた一人」なのだそうだ。どちらも彼岸に旅立った人を想う言葉のように感じる。