2013年3月30日土曜日

トンボの思い出 2 (memory of dragonfly 2)

トンボの話が続く。トンボのことを英語で「dragonfly」という。dragonが飛んでいるわけなんだ。一方、日本語の「とんぼ」は「飛ぶ」「棒」。棒が飛んでいるが語源だと思う・・・・「棒」と「dragn(龍)」の違いはあっても、発想としてよく似ていることが分かる。
ところが同じflyでもチョウチョは英語で「butterfly」と言うことを思い出して、語源は何だろうと考えだした。 butterってパンに塗るバターのことだけど、何でバターが飛んじゃうんだ・・・・・・・・・・。とかバターナイフのことかな。チョウチョが飛ぶ様子がバターナイフが飛ぶ様子と似ていると考えたのかな・・・・バターナイフは飛ぶ事なんてないし、飛んだら危険だし・・・・・・・・・・・・・・・。なんて考えて、私はいつもと同じように(安易だね)友達のN君にメールして教えて貰うことにした。上手くいったら彼の返信メールをそのままコピーして私の意見みたいにブログを書いちゃおうなんて魂胆もある(笑)

さてあれは、私が何才の時だったのだろう。買って貰ったばかりのタモを持って、近くの神社に昆虫採集(採集と言ってもただ捕まえて楽しむだけ)に行った時のこと。神社の池のそばでトンボを捕まえようとしていたら、本当に珍しく滅多にお目にかかることも出来ない「ギンヤンマ」が交尾した状態で飛んできて、私の目の前の水草に留まった。昆虫は(トンボは)木の棒の先などに留まった時には野球のバッターがバットを振るように横にタモを振って捕まえればいいのだが、水草とか地面とかの上に留まっている時にはタモを昆虫にかぶせるようにして捕まえなくてはならない。その日、私の持っているタモは買って貰ったばかりの新品。今、トンボを捕まえるために水面にかぶせるようにしたら、新品のタモは水に濡れてかなり壊れてしまう(当時のタモは水に弱く、濡れるとかなりのダメージになった)私は迷った。ギンヤンマは捕まえたい、しかしタモが壊れてしまったら困る・・・・。どれ位迷っていたのだろう、結局私はタモをかぶせてギンヤンマを捕まえた。(失敗せずに捕まえることが出来た)あの時の興奮というか葛藤というか・・・・・どんなに文章を上手に書くことができても表現しきれない様に思う。今でも、かなり細かな部分まで思い出すことが出来る思い出だ。

2013年3月27日水曜日

トンボの思い出  (Memory of dragonfly)

カメラが故障して、修理に出したら見積もりが来て「29400円」だと・・・・(修理する金額に少し足しませば新しいカメラだって買えるじゃん!!!)。勿論丁重にお断りして、新しいカメラを探していた。今日になって、修理されないままのカメラが見積もり書と一緒に手元に戻ってきた。
CCDユニット交換だことの・・・・・見積書にはもっともらしく書いてある。ダメで元々と考えて、電源OFF時に、飛び出ているレンズを元の位置に手で押して戻してみたら、なんと直ってしまった。とにかく最近の修理は中身を見るのではなく、部品を交換するだけなんだ(怒)

しかし、直ったことが嬉しくて友達のN君にメールしようとして、直ったカメラの写真を撮ろうとしたら、そのカメラでそのカメラを撮ることが出来ないと言う当たり前のことに今更ながら気づいた。自分のバカさ加減に呆れながら、ずいぶん離れたことのようだが、昔トンボを捕ろうとした時のことを思い出した。(変な連想だね)その時、私は捕虫網を持ってトンボを捕ろうと近所の神社の池にいた。とまっているトンボにそっと近づいていった時に、他から飛んできたトンボが私の持っている捕虫網の竿の部分にとまって羽を前におろした。竿にとまったトンボをとりたいけど、捕虫網で捕虫網にとまったトンボは捕まえられない。(カメラでカメラが撮れないのと同じ←←同じでもないか!)その時のことを思い出した。

捕虫網で捕虫網にとまったトンボは捕まえられない。なんて何か格言みたいだね・・・・そんなこと無いか!!!。

2013年3月24日日曜日

人慣れ鳥 (bird which is not afraid of people)


ハワイで見かける派手な小鳥  (名前は知らない)
前々々回のブログ「小鳥とヒトの距離」では、ハワイに行ったら人の側に小鳥が来て驚いた。と言うような記事を書いた。我が家では読売新聞をとっているのだが、今朝の「編集手帳」の記事によると・・・・・・。以下のカギ括弧の中がその記事。


「喜んでいるのは、花見客ばかりではないらしい。桜が満開になった東京・上野公園には”人慣れスズメ”なるものが現れ、人様のそばをチュンチュンと跳ね回っている◆たらふく御馳走のおこぼれにあずかれる年に一度のお祭りなのだろう。人の手に乗って、エサをついばむ愛想良しもいる。ひと昔前なら、文鳥かオウムにしかできなかった芸当ではなかろうか。鳥類学者らによると、日本の都市部であまねく進む現象だという◆スズメは本来、人嫌いである。気配を察するや一目散に逃げ出すその習性は、稲を食い荒らす害鳥として、人に追われた記憶を遺伝子が受け継ぐためとされている◆・・・」


何もハワイに限ったことではないらしい。(我が家の側は都市部ではないらしく、そんな様子はまだ見られないが・・・・)思い出したことが二つある。

一つ目は、山奥の職場にいた時のこと。スズメやツバメは確かに人嫌いであり、人の気配を察すると一目散に逃げ出すが、山奥の村人が居なくなり、村が廃村のようになると、スズメもツバメの同時にいなくなってしまう、そんな景色を見たことがあった。人嫌いではあるがヒトに頼って生きている部分があるようだ。

二つ目は「大体がね、鳥が来て困った、困った・・・・・・って人間がだらしないんだよ。鳥が来た。チャンスだ。捕まえて食べられるぞ。こう人間が思うようになれば、鳥も怖がって近くに来なくなるんだよ。」と言った同僚がいた。名誉のためにSさんということにしておく。

2013年3月23日土曜日

桜の花が咲く頃 (When the flower of a cherry tree blooms)

記憶が二重に抜け落ちているのだが・・・・・・・・桜の花が咲く頃だったのか、桜の花が散る頃なのか・・・・・そしてその桜がソメイヨシノだったのか八重桜だったのか????

もう何年前になるのだろう。運転をしながらラジオ放送を聞いていたら、「園芸相談」というようなコーナーになり、視聴者から「春に花の種を蒔くのはいつ頃にしたら良いのでしょうか?」と言うような相談が寄せられ、その時の講師の先生が「春になり、家の中に入れてあった鉢物を外に出すのも、種を蒔くのも、そう桜の花が咲く頃(散る頃)です。近くの桜を見て、桜の花が咲いたら(散ったら)種を蒔いたり、室内においてあった鉢を外に出してあげてください。」と答えたのでした。その後、講師の先生は、「実はこの放送は全国放送なので、東京では4月でよくても北海道では4月ではまだ早すぎるということが起きてしまう。そこで、桜の・・・・・・・、と言えば全国どこでも通用するのです。と話をしてくれて、「あ~桜前線って桜を愛でる時期を知るだけでなく、こんな時にも使えるんだな」と妙に感激したことを思えているが・・・・・・桜の種類と「咲く頃」なのか「散る頃」なのかを覚えていない。

昨日の夕方のニュースで東京でも桜は満開となり、今年の桜の満開は例年より10日以上早いと言っていた。桜の種類も咲いた頃か、散った頃か想い出せないまま、今朝たくさんの種を蒔いた。発芽するのが楽しみだ。

2013年3月19日火曜日

白菜にも花は咲く

白菜に花が咲いた(もう食べられない)
畑で白菜を栽培する時に、農家は一度に収穫できるように工夫するだろうけど、素人は少しずつ収穫できるように、時期をずらして定植したりする。この写真の白菜は、一番後に(11月になってから)定植した物だ。だから、他の白菜のように固まって食用にならなかった(失敗作)でも、春になって花を咲かせてくれた。

キャベツも同じだが、頂点が爆発したみたいに割れて蕾が出てくる。白菜も春の花に多い色、黄色い花だ。

昔農家の人たちは、白菜の種を取ろうとしても、どうしても良い種が取れずにいて、それは菜の花などと交雑してしまうのが原因だったらしいという話をどこかの本で読んだことがある。

畑で花を見ていると、ミツバチがよく飛んできて蜜を吸っている。ミツバチは本当に働き者だ(マーキングして観察すると働き者でない、怠け者のミツバチも必ず居るそうだが・・・・←人間と同じだね)
もし自分が花であったら、花粉を運んで貰うのに、ミツバチを頼むのが一番良いと考えるだろうな・・・・と思った。チョウでは、あの長いストローみたいな口で、蜜だけ吸われて花粉は運んで貰えないかもしれないから・・・・・なんて考えるかなぁ。

花が咲くと、種が出来る。種が出来ると種(子孫)を残そうとして、多くの養分が種のために使われるようになるために、野菜は美味しくなくなると言われている。筋っぽく固くなってしまう。



水菜の花
水菜の花も満開だ。水菜も春の花に多い「黄色」の花だ。水菜も花が咲いてしまうと、あのみずみずしい美味しさは無くなってしまう。

きれいな花なので、お部屋に飾っておきたいが、花瓶の周りが花粉と花びらで汚れてしまうのが欠点だ。

水菜の周りも勤勉なミツバチでいっぱいだ。


2013年3月18日月曜日

小鳥とヒトとの距離

こんなに足の近くでエサをついばむ

ハワイに行って来た。以前行った時にも驚いたことだ。ハワイの野鳥は人が側に行ってもぜんぜん逃げない。エサでも投げてやったら、本当に近くに来て平気でエサをついばむ。最初にハワイに行った時には本当にビックリした。(今回も・・・・)
ハワイの人たちと小鳥の長い歴史の中でこういう関係が出来上がってきたのだろう。

今、私の畑にはたくさんの鳥がきて、ブロッコリーや白菜、サラダ菜、キャベツの葉を食べている。本当に困っている。
鳥は、バケツでも大きな石でも棒きれでも何でも良いからその作物の側に置いておくと、しばらくの間は「何か・・・・人間がしてあるぞ」と思うかどうかは知らないけど、警戒して近づいてこない。でもしばらくして何でもないと分かると、以前と同じように平気で作物を食べてしまう。何か良い方法はないものだろうか?


2013年3月7日木曜日

桃の花   (the floewr of a peach)

        

桃の花 桜よりも少し早く咲く
桃の花が静岡の広野地区に咲く頃になった。桃の花について書いたみたい、・・・・が知っていることではなく、知らない、あるいは調べたけど分からなかったということについて書いてみたい。

静岡市に広野という地域があり、桃の生産地である。あったというべきかもしれない。近くには「桃園町」という地名も残っていて、昔は桃の生産が盛んであったことの名残が地名として残されている。今は用宗海岸の側に少しの桃畑を残すだけとなってしまった。

昔こんな話を聞いたことがあった。広野に桃の生産が盛んになったのは、沼津の御用邸に「大正天皇」がよく静養に来られていて、大正天皇はお身体が丈夫でなかったので「桃」を滋養強壮のために食べられた。そのために御用邸内で桃が作られるようになった。広野の農家のある人が、そこにヒントを得て、(一説によると枝を折って持ち帰り挿し木した)そこから広野の桃作りが始まった・・・・・。というのである。私は何軒かの農家の人に聞いてみたが、どの人も「分からない。」という返事であった。農家も減ってしまい噂の真相をつかむことは出来なかった。

もう一つは、桃太郎の童話についてである。物語は、山に芝刈りに行ったお爺さんが上流から流れてきた大きな桃を家に持ち帰り、真っ二つに切ったら中から赤ん坊がでてきて「桃太郎」と名付けた。やがて・・・・。というのが「桃太郎」の童話であるが、この桃太郎の本当の原作は、拾ってきた桃をお爺さんとお婆さんが家に持ち帰り食べたら、二人とも若返り元気が出て、子宝に恵まれ、生まれてきたのが桃太郎だ・・・・。というのである。さらには元気になったのはお爺さんだけで、近所の若い娘に子供を産ませたという話さえある。こちらも調べたが・・・・やっぱりこれも未解決のままである。共通しているのは桃の実には滋養強壮の効果(栄養)があるということであるが・・・・・。

広野の地域では卒業式や入学式に頃に桃の花が咲く。長田の地区を転任される先生方を見送り、転入してきた先生方を迎える花である。

2013年3月3日日曜日

season when insects come out from the earth(啓蟄)

畑で見つけた虫(なんて名前だろう・・・・)
改めて「啓蟄」を辞典で調べてみる。書き写しでは申し訳ないので、まとめてみると・・・・・(まとめない方が分かりやすいかな・・・・・・笑・・・)
 
 一年を春夏秋冬ではなく、もっと細かく、24の季節に分ける。地球の1周(地球は球形なので360度)を24に分けると15度になる。春分の日(昼の長さと夜の長さが同じ)を起点として、360度を15度ずつ分けて、季節を示す規準としたのが「二十四節気」であり、この季節になると雪が雨になる頃だ→「雨水」この季節になるとよく雨が降り、穀物のために良い→「穀雨」と言うように名前を付けている。そして3月上旬のこの季節になると、「春の暖かさを感じて、冬ごもりしていた虫が外に這い出てくるころのことから「啓蟄」の名がある。3月6日位から春分の前日までを「啓蟄」という。

ところで、どうやって動物は(昆虫は)春を感じるのだろう。最近読んだ日高敏隆「セミたちと温暖化」のなかに、「春の計算」があったので紹介したい。


昆虫の春が来たかどうかを、暖かさで知る。冬が終わって少し筒気温が高くなってくる頃を虫たちはキャッチし、それを足していく。といっても気温そのものを足すのではなく、それぞれの種の虫にはそれぞれ発育限界温度があり、たとえばある種では7度である。7度のこの虫はその日に気温から7度を引いた温度を1日分ずつ足していく。だから8度の日が2日あったら「2日度」である。こうして温度の総計がある一定の値に達すると卵からかえったりさなぎになったり親虫になったりする・・・・のだそうだ。わたしの「発育限界温度」はかなり高いみたいで、まだまだ春は来ない。