2015年6月26日金曜日

岡ひじき ( It is not a seaweed, it is a plant. )

今年、初めて挑戦する農作物がある。「岡ひじき」という作物だ。園芸店に「ヒマワリ」の種を買いに行ったときに、ヒマワリの種の横に、その種の袋が並んで売られていたのだった。「ひじき」という海藻とそっくりな植物で種の袋の写真を見た瞬間から育ててみたくなった。

ようやく大きくなって最近収穫した。海藻のひじきは多くの場合、乾燥させたものが売られているので色は黒く、緑色の岡ひじきと、色が全く違うのだが、海藻のひじきに葉の形など・・・よく似ている。特徴のある味はないが、シャキシャキしてとても美味しい。ピザの上に置いて焼いて食べたり、お味噌汁の具にしたりして食べている。

話は飛ぶのだが、野坂昭如の著作に「アメリカひじき」という短編小説があり、戦後間もない頃に、アメリカ軍が食糧支援物資として飛行機から「紅茶」を落として行ったのだが、紅茶を飲む習慣のない当時の村人は、「ひじきだ。」「アメリカひじきだ。」と言って煮て食べるというのがこの物語のストーリーだ。紅茶なので煮ると茶色い水が出てくる(本当は紅茶だから、それを飲むのだが・・・)「アメリカのひじきは灰汁が強いなぁ。」と村人が言いながら何度もこぼす場面が心に残っている。

2015年6月24日水曜日

何の苗だろう? ( What kind of plant is this ? )

畑の隅に生えていた。種類は分からないけど、雑草でないことは確かだ。抜いてしまうのは勿体ないのが半分、興味が半分である。別の場所に植え替えて養生している。
キュウリ??白ウリ??トウガン(冬瓜)??考えられるのは本葉の形などからそのあたりが候補である。畑を一緒にやっている仲間に聞くと「キュウリかな??」という人もいるし「冬瓜に似ていると思うな~。」という人もいる。

形が一番似ていると思うのは「冬瓜」なのだが、ここ2・3年、誰も栽培していないので、種がこぼれる可能性が低い。(もし冬瓜であるとしたなら、4年以上畑の土の中で眠っていたか、鳥などがどこかから種を運んできてくれた。)
逆に、毎年作っていて種が落ちて発芽する可能性が高いのは「キュウリ」と「白ウリ」だ。しかし形や葉の付き方などがあまり似ていない。

大きくなって何が実るか楽しみだ。(と書きながら・・・・白ウリとキュウリは栽培しているので、できたら冬瓜であってほしいと心中では思っている。)

2015年6月23日火曜日

一本の釘から( A house starts with only one nail. )

タイトルの「一本の釘から」の後ろに書いた英語のA  house  starts  with  only  one  nail.  は
実は友達に頼んで作文してもらった文章だ。その話からこのブログをスタートしたい。私は英語が堪能な友人のN君に次のようなメールを送った。

「N君、暇なときに英作文をお願いしていいかな??文章でいうとまぁ簡単かもしれないんだけど・・・・・ブログに載せたいことなんだ。
我が家の近くで新築工事が始まって、そこの現場を通りかかったら、最初の基礎工事をしていた。見ると釘に水糸が張ってあり、その糸に沿って基礎のコンクリートを打つ準備をしていた。「あ~!!たった一本の釘を基準に全ての家が建つんだ。」と結構感動したんだよ。それですべての工事はたった一本の釘からスタートする。」って英文を考えているんだけど、たった一本の釘という強調するような文章の書き方がよくわからなんだよ。暇な時で良いからお願いできないかな??
「家はたった一本の釘からスタートする。」
「工事の元は一本の釘を基準に出来る。」といった文なんだけど・・・。m(__)m

N君がさっそく返信してくれたのが A  house  starts  with  only  one  nail.なのだ。
 
出来上がったらあんなに大きな建物も、only  one  nail.からスタートすることに本当に感動した。まず釘を打つ、そこから水糸を張って長さを決め、張った水糸に正確に直角を測り水糸を張る・・・・・こうして本当に正確な長方形(正方形)を水糸で作り、その水糸を基準に基礎工事を進める。こんなに技術が進んでもたった一本の釘から工事がスタートするのだ。

2015年6月21日日曜日

父の日 (Today is Father's Day . )

我が家のヒマワリ
今日は父の日。生憎の雨模様だ。ところで母の日に贈るカーネーション程有名ではないが、父の日の花ギフトとしてヒマワリの人気が高いそうだ。
なぜヒマワリなのだろう?先日私のブログもヒマワリを載せたし・・・・時期的なものが一番ではあるはずなのだが・・・・。調べてみると

日本では「ベスト・ファーザー イエローリボン賞」という素敵なお父さんとされた著名人に贈られる賞があり、その影響で、父の日のイメージカラーが黄色であると定着した。それで、ヒマワリといえば黄色、黄色い花といえばヒマワリということになったようだ。
また、ひまわりの持つイメージとして「元気」「健康」という点でも父の日の花としてピッタリだということも理由の一つらしい。
さらに花言葉が、ひまわりが常に太陽の方を向いていることから「貴方だけを見つめます」や「熱愛」「愛慕」「光輝」「敬慕」などがあり、父の日のイメージと重なるという理由のようだ。
先日、父の日の行事を学校で遠慮する動きがあることがテレビで報じられていた。父親のいない子供がクラスにいるので・・・・ということらしい。どうなんだろうね??全てのことに平等になんかできっこないのにね。

2015年6月17日水曜日

向日葵 ( Sunflower will grow , directing towards the sun. )

向日葵は太陽の方角に顔(花)を向けて咲く、と言われている。知っていたはずなのに・・・・先日、夕方に栽培している向日葵が曲がっていて「明日、棒に縛ってあげなくては・・・。」と思って、翌朝畑に行くと反対側に曲がっていて・・・・・「あ~そうだった!!!」と気が付いた。(向日葵は太陽の方向に花を向けるんだった!!)分かったついでに一日の変化を写真に収めた。左の写真が朝、右の写真は昼(正午)の写真だ。もう一枚(下の写真は夕方に撮った写真だ。)確かに、おひさまに向かって花を(まだ蕾だけど)回転させている。(写真の矢印が太陽の方向)

これは、成長ホルモンが日光に当たるほうが激しく出るから曲がるということで説明されている。朝は東を向いて咲き、昼間は上を、夕方になると西のほうを向いて花が咲くわけだ。

確か・・・・この事は以前に紹介したことがある実話なのだが・・・・。ある時に大学の教授を迎えて植物の話をしてもらったのだそうだ。大学の教授が向日葵が太陽の方向を向いて咲くことも子供たちに話をしたのだが、終わりの質問コーナーになった時に「先生は一日の終わり(夕方に)西を向くといいましたが、次の日は(太陽が出る)東を向いているのはどうしてですか?」と子供が質問した。大学の教授は絶句してしまい「調べてきます。」と言ってその場を収めた。これには後日談があり、その教授は研究室に戻り向日葵を鉢植えにして育て、実際に実験をしたそうだ。その結果、西を向いていた向日葵は夜のうちに東向きに姿勢を戻していることを確認したのだそうだ。また若い向日葵の時にだけ太陽を追うような動きを向日葵は見せること、鉢植えの向日葵を適当な方向に向けてしまうと、しばらくは今までと同じようにばね細工の植物みたいに方角に関係なく動いてしまい、徐々に方向を感じて(太陽の位置を感じて)東と西を向くようになるのだそうだ。
子供の感性も、教授が子供の疑問を受ける止める姿勢も格好いいな!!

2015年6月15日月曜日

蚊嫌草 (Mosquitoes do not like this grass.)

今年の2月のこと。「吊るすだけ」「置くだけ」で、嫌な虫を寄せ付けないとうたった空間用虫除け剤の効果には根拠がなく、景品表示法違反にあたるとして、消費者庁が関連の会社に対し、再発防止を求める措置命令を出したと言うニュースに触れた。私も「やっぱりなぁ~。」と思ったことをブログに綴った。(2015年2月22日のブログ)
実は同じように「怪しいな!!!???」と思いつつ続けていることがある。表題の「蚊嫌草」だ。園芸店やホームセンターの園芸用品売り場などで「蚊を寄せ付けない匂いがする草」「玄関などにおいてください」などと宣伝して売られている。
蚊嫌草(かれんそう)として販売している。「嫌」の字が「れん」と読むのかいささか疑問だのだが(嫌煙運動なんて場合の「けん」とは読むけど「れん」って読むのかな??)「蚊が嫌いな草」と純情可憐の可憐をもじっているのかもしれない。

宣伝につられたというより「まぁ~怪しいけど、無いより有ったほうがいいか!!」という程度の気持ちで買ってきたのだが、大きく成長したし、挿し木をして増えたりもした。蚊を寄せ付けない効果については??だ!!でも窓辺に置かない場合と比較しているわけではないので、絶対に効果がない、とも断定できない。ネットで調べてみると「蚊嫌草」でなくて蚊を連れてくる「蚊連草」だよなんて意見もある。蚊嫌か蚊連か分らないけど、我が家の玄関で花を咲かせ始めた。

2015年6月12日金曜日

もみじゼラニウム ( It is similar to the autumn leaves. )

去年手に入れた「もみじゼラニウム」。玄関に飾ってあるのだが、名前の通りモミジみたいで葉の色がきれいで、花が咲いてなくても華やかな感じがして玄関が少し華やぐ。

だから深く考えたわけではないけど、この葉がもみじに似ているから「もみじゼラニウム」という名前が付いているのだろう・・・・・と思っていた。

ところが、ところがである!!!つい最近になってこのゼラニウムに花が咲いたのだ。その花が何とももみじに似ているのだ!!赤い葉っぱのもみじ!!!この花を見てから「もみじゼラニウム」は花がもみじに似ているから、その名前があるのかもしれないと考えるようになってきた。まぁどっちであってもいいんだけど・・・・。

2015年6月11日木曜日

マダムイサークプレール ( It is the name of the rose. )

このマダムがヨーロッパの貴婦人のような香りをさせながら、我が家の庭に登場してから2年の月日が経つ。去年も今年も香水のような香りを楽しませてくれた。特に今年は去年よりもたくさんの花を咲かせてくれた。
オールドローズと呼ばれる品種で、古いバラの一種である。西洋に古くから存在するバラで、花弁が多くカップ咲きの花で、豊かな香りを持つ。柔らかい質感の花弁も愛好家が多い理由の一つだと聞く。
我が家はメダカを飼っているので、消毒が頻繁に行えないので栽培が難しい側面のあるが、来年もたくさんの花を咲かせたい。(などと偉そうなことを書きましたが、ほとんど家人が世話をしています。(笑)

2015年6月10日水曜日

ユリの花 ( Lily flowers bloomed beautifully. )

お天気が良い日は、夕方散歩に出かける。よく通る道にユリの花が咲き始めた。綺麗なので最近はこの「ユリの花鑑賞コース」を通ることが多い。自然に群生したのか?こうなるように栽培したのか分からないが本当にきれいにたくさんのユリの花が咲いている。立ち止まって見ていると、やはり同じように見に来た人なのかな??「本当によくさきますね。」と話しかけてきてくれた。



我が家は庭の形や位置が全く違うからこのような植え方はできないけど、このように一種類の植物をたくさん群生させるのも本当にきれいだ。しかし、この時期が過ぎるとまた来年まで花を待たなければならない。いろいろな花を少しずつ栽培するのが自分の性に合っているのかな??

白い花は夕方になると特にきれいだ。また明日も見に来たいな。

2015年6月9日火曜日

ペヤング ソース焼きそば ( This noodle is very delicious. )

ペヤングソース焼きそばの販売が再開されたとニュースで知った。そう言えば、麺の中にゴキブリが混入していた事件があり、販売元で回収して販売を自粛していたのだった。学生時代にお世話になった記憶があるが、最近はあまり食べたことがなかったので、ニュースで流れる特徴あるパッケージを懐かしく思い出した。
ところで「ペヤング」という言葉・・・なんだろう???ヤングはYOUNGだと分かるが「ぺ」ってなんだろう?大体英語なの??と不思議に思えてきて、先ほどからネットで調べている。やっぱり同じように不思議に思う人間はいるんだなぁ~~納得の答えが見つかったので概略を紹介したい。

製品の開発当初は「ぺアでヤングなソースやきそば」という名前の円形パッケージの商品であったが、 新製品を出す際に円形パッケージから、四角いパッケージに変更した。 そしてCMには当時のテレビ朝日の人気番組「末広演芸会」で、四角い顔というキャラクターで売っていた桂小益(現・9代目桂文楽)が起用された。 桂はせっかちな口調で「ぺアでヤングなソースやきそば」というセリフが、間延びするため、商品名を「ペアヤングソース焼きそば」に、やがて「ペヤング」へと変更し、現在の商品名となった。ということらしい。納得である。

2015年6月7日日曜日

アメリカ紫陽花 ( I bought a new grass. )

近くの花屋さんにいって、「アメリカ紫陽花」という新しい品種の紫陽花を手に入れた。上品なピンクの花が小さく咲いていて、店先でとても目立っていた。


紫陽花はこれから梅雨の時期にとてもきれいに咲く花だ。花屋さんのご主人と紫陽花の話をすることができ、自分の疑問が解決したので紹介したい。(同じような事で悩んでいる人も多いのではないだろうか?)
紫陽花の花が終わると、剪定をするのだが「下から二節目の所で切ると良い。」とよく言われているが、私がよく散歩する川べりの紫陽花などはとても二節目の位置で剪定してあるようには見えない。その事を聞いてみたら「要はどこで切ってもいいんです。もっと大きくしたければ上のほうを切れば良いし、小さく仕立てたいなら、下のほうで切るわけです。ところが一番下できると、もし芽がでてこない場合に申し訳ないから・・・・・私たち花屋は安全を考えて素人には『下から二節目の所で剪定してください。』というわけですよ。」と教えてくれた。
今年は自信をもって剪定をすることができそうだ。


また、剪定した枝は挿し木にして増やそうと思っている。名前も紫陽花みたいで紫陽花が好きなYさん!!!増えたら実費でお譲りしますよ。

2015年6月5日金曜日

規矩術 ( Do you know how to use a carpenter tool ? )

「規矩」(きく)とか「規矩術」(きくじゅつ)とか聞き慣れない言葉を図書館の本棚で見つけた。規矩というのは大工道具の差し金やコンパス、墨壺などを指し、規矩術というのはそれらの道具を使って、材木に印を付けて柱を切る事を言うらしい。なぜ大工さんが読むであろう本を見つけたのかというと「規矩」の中に私の名前に使われている漢字が含まれているからなのだ。

例えばどんなに騒がしい中でも、あるいはウトウトしていても自分の名前が呼ばれると、ハッとして気付くことが出来るし、同じように、自分の名前の漢字を見つけると気になって仕方がない・・・・そんなものではないだろうか??人は違うかもしれないけど、私にはそんな気質があり、図書館にあったこの本を手にとって見たのだった。
勿論、大工さんみたいに柱を切ったり組み立てたりするために、この本を読んだわけではないのだが、たくさんのことを知り、また考えた。

規というのは「コンパス」のことを意味してるのだそうで、
矩というのは曲尺(曲金)のことを意味しているのだそうだ。その二つの道具や墨ツボなどを駆使して柱を測り、切り、組み立てて家を作るのだ。特に曲尺は本当に便利な道具で、上手に使うと丸太の直径を測ったり、屋根の勾配を作ったりすることもできるのだ。

私はこの本を読んで「定規」という漢字は「縄木」が転じて「定規」になったのだ・・・と確信した。縄(縄とか紐とか糸)あるいは「木」が直線を引く道具なのだ。広い運動場に直線を引くのは紐が便利だし(大工さんは長い柱に直線を引くときには墨ツボの糸をピンと張って直線を引く)、昔はまっすぐな線は製材した「木」くらいしかなかったのではないのだろうか??
また個人的なことだが、私の名前に入っているのは「規」(コンパス)の字なのだが、息子の名前に円に関わる字が付いている。私は自分の名前の「規」の字がコンパスの意味があることを知らずに息子の名前を付けたからだ。知らずに付けたのだから奇跡だとしか言いようがない。

2015年6月1日月曜日

今日から6月 ( June starts today. )


今日から6月だ。6月の花札の花は牡丹。花の王様だ。牡丹によく似ていて、同じ頃に花が咲く花が芍薬(シャクヤク)。ボタンが「木」であるのに対してシャクヤクは「草」であると言ってよい。つまり牡丹は冬に葉っぱは落ちるけど茎は枯れず土上残り、茎の表面が木のようにざらざらした感じになるのに対して、芍薬(シャクヤク)は冬になると茎も葉っぱも枯れて、根と芽の部分だけ残る。どちらも派手でとても綺麗な植物だ。我が家の庭にも牡丹、芍薬共にあり今年も綺麗に花を咲かせてくれた。(写真は牡丹)

さて「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉があり、美人の例えとして有名な言葉であるが、私にはこんな思い出がある。昔の中学校には名物先生が何人かいて(昔は一校に20年以上勤務している先生が数多くいたのだ)授業の合間に自分の昔のことを話してくれたのだ。B先生はラブレターを彼女に送り「立てば芍薬、座れば牡丹・・・・」から「あなたは百合のようだ。」と書いて送ったところ大失敗で嫌われてしまったのだという。理由は「君たち・・・彼女は猫背で、それをいたく気にしていたのだよ!!」(百合の花は下向きに咲く。)そう言って大爆笑を誘うのだった。いまでもB先生のその話は思い出して笑える。

ところで、6月1日というと、「衣替え」を行う学校や企業が多いはずだ。暑い上に、学生服は襟の部分が首に当たって痛いので、6月1日の「衣替え」の日が待ち遠しかったことも思い出す。